研修レポート

【北海道】十勝 研修コース:**日コース OJT受け入れ先:**

自己紹介

1984年 愛知県豊橋市生まれ。中京大学体育学部健康科学科(運動生理学専攻)卒業後、JICA青年海外協力隊へ志願。アフリカ・ウガンダ共和国で2年間、「人間力」を高める体育・スポーツ教育の普及活動を行い、生徒の荒れた心を育てる。アフリカで世界に誇れる「日本ブランドの価値」に気づき、帰国後は、離島の学校、国際NGO、民間教育で活躍。しかし、一向に減らない社会問題に疑問を抱き、「社会を変革する地方創生モデル」を確立するため社会起業家として生きることを決意。2017年10月から日本の有機農業運動発祥の地・山形県高畠町が新設した地域プロデューサーに就任し、町の「食資源」を活用した新たな価値づくりに挑戦。現在は、「健康問題は農業問題」という課題意識を持ち、元日本オリンピック強化委員(強化食開発)の有機農家や後継者たちと共に、世界的に欠乏している農地ミネラル濃度を上げる農法やそこから生まれる高ミネラル食の開発に着手。2020年に町内の宿泊体験施設を拠点に、健康で元気になる食べ物を発信すべく日夜奔走している。

研修に参加した背景

10年間の国内外での教育経験を武器に、日本の教育問題を解決する‘コミュニティビジネス’を興すため、新たなチャレンジの場として高畠町に移住しました。高畠町役場が新設した「地域活力創生プロデューサー育成事業」の町内初のプロデューサーとして就任し、1年間かけて地域のルーツ(志)を深く知るため、町の歴史を調べたり、1000名以上の地元キーマンからヒヤリング調査を行いました。そこで見えてきたのは、「山のような地域資源(ひと・もの・こと)が埋もれている」ということでした。私は、地元民が未だ気づいていない新たな魅力を可視化し、小中学校、公民館、農業者、商店街、自治体向けに初の広域連携ワークショップを多数企画運営し、講師役となりキーマンたちの意識を耕してきました。活動1年が終わる頃、次のステップとして「町の魅力を点ではなく線に繋ぎ、面的展開を実現できないか。」そんな思いが芽生えたタイミングで今回の研修の話を聞いて、即参画の決意をしました。研修のゴールは、現在「地域プロデュース企画」にまとめている未来ビジョンと事業を地元キーマン(行政職員、農業者、商業者、加工業者、団体職員)たちと一緒に成功させる機運と合意形成をつくることです。来年度からは、キーマンたちと共通のイメージと目的・目標をもって協働できる体制を構築していきます。それを実現するためにこの研修を活用したいと思っています!

実際の研修内容

今年から新設された短期20日コースに参加しました。「座学+視察+ワークショップ」という内容で、現場の視察や裏側、実際に地域のハブ機能を担っているキーマンやメンターとの対話が最も勉強になりました。受け身では何も学べませんが、自分から質問をしたり、研修後に事業プランのアドバイスをいただくことで新たな視点が生まれていきました。またビジョンを構築するために活用した「コンセプトシート」と「仲間シート」を使い、グループでアイデアを創出し、プレゼンテーションに落とし込んでいく実践型のワークで、プロジェクトを成功させるために得意分野を効果的に活用するスキルを身につけることができました。また、実際に進めていく上で、関わる人たちのメリット(有形・無形)が明確に見えない事業は長続きしないと思いました。地域プロデューサーとしての使命は、「地域のストーリーと志」を掘り起こし、可視化し、キーマンたちと共に【こと商品・サービス開発、販路開拓】を獲得し、地域ブランドの構築を実現することです。

学んだこと

「地域ブランドは一人ではつくれない」ということです。地域にはたくさんのプレイヤーがいます。逆にどの地域にも不足しているのは‘総合プロデューサー&コーディネーター’の存在だと気づけました。外部視点と民間感覚をもった世代間格差、情報格差、教育格差を埋める人が地域には必要不可欠です。地域住民からすると「毎日見ている普通の風景・もの」に観えるものも、新たな視座・視野・視点から観ることで「特別な価値のある風景・もの」になります。日常の暗黙の了解になっている事象を疑い、地域資源のリスト化や一覧表を更新していく創造作業を毎年続ける風土をつくる火付け役が‘地域プロデューサー’の存在だと学びました。基本姿勢は「できない理由でなく、できる理由を探す」、合言葉は、「次世代に価値ある未来を創造する」です。

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事務局 担当:佐伯